【風俗関連本レビュー】『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』を読んでみた!
とりあえずタイトルに惹かれ、購入してみました!
タイトルは衝撃的ですし、気になる方もいらっしゃるかもということで、私のレビューをお伝えしたいと思います。
※ネタバレ注意です!
筆者は本気で病んでいた
私は精神科がある総合病院での勤務経験があり、精神科の患者とも接したことがありますので、一応理解はある方だと思っていました。
が、やはり精神病というものは難しいですね!
実際に苦しみを経験しないと理解しがたいものです。
まあそれは、頭痛持ちとか持病があるとかと同じもので、人の苦痛なんてなかなか理解できないものではありますが…。
筆者は、10年程度精神病に苦しみます。
拒食だったり過食だったり、朝起きられずに仕事を休み結果クビになったり…。
自分で自分をコントロールできないのが病気というものですが、しかしながら「勤労意欲を失って起きられなくなった」とか「なぜみんな朝起きて学校や会社に行けるのだろう?」といった旨の筆者の言葉は「甘えてんじゃねえよ。みんな嫌々ながら、日々耐えて仕事してんだよ!暗い顔ばっかしてたら周囲に迷惑かけるから、なるべく楽しそうに・笑顔で生活してんじゃねえか!」と怒りがわいてきますね。
そういう当たり前のこともわからなくなってしまう状態が病気なのですが、あっけらかんとそのように言われてしまうと、結構腹立たしく感じてしまうものです。
「自分のことだけ考えられて、ある意味幸せですねえ…」と。
ただ、筆者は頭が良いです。
問題に対し、じっくりと考えを巡らせることができる人間です。
グルグル考えるだけでなく、自分で解決策を模索して実行に移します。
ただ、本としては精神病の苦しみについての内容が、大部分を占めていたのでした…。
なぜレズ風俗に行ったのか
筆者がレズ風俗に行ったのは、自分がタブー視していた“性への関心”を解き放つことで、自分が変われるのではないかと期待したからです。
母親のことが嫌いであると感じながらも、大人になってからも抱き着いたり身体的な接触を求めていたそうです。
普通に抱きしめて欲しいという感情の他にも、別の感情が混じっていることに気づきます。
通常は抱きしめて欲しいという感情に、性的欲求は含まれないことが多いのですが、母親に「できもの治った?」とお尻をのぞかれたりして快感を覚えるということで、自分は女性に性的関心を抱いているのではないかと気づきます。
引きこもりで自分の保清すら満足に出来ない筆者が、「死ぬ前にあがいてやれ!」といった、半ば投げやりで大胆な気持ちから、“レズ風俗”の予約を取ったのは、とても勇気がいる行動だったと思います。
精神科にかかる程病んだことがある人は共感できそう
レズ風俗のレポも確かにあるのはあるのですが、何せ“高度なコミュニケーション”であるセックスについて、楽しみながら冷静かつ客観的に捉えることは難しく、「緊張した」とか「気持ち悪くなった」という感想しか語られていません。
セックスは慣れですからね。
筆者でなくても最初から「あんっ気持ちいいん♪サイコ~」とはなりませんしねw
ところが筆者は、やさしい姫と絡んだ記憶を時間と共に美化し、同じ風俗に二度足を踏み入れることになります。
結論として、レズ風俗のレポだと思って読むと、期待外れに終わる作品であると言えます。
精神病で苦しんだ経験がある女性は、共感できて「面白かった」「読んでよかった」という感想を持つことが出来るでしょう。
私はそのような感覚はなく「なぜレズ風俗に行ったかという背景説明は確かにわかるが、いかんせん長すぎる。レポなんて数ページしかないじゃん」と残念に思いました。
他に、レズ風俗で働く姫さまが読むと接客に役立って良いのかもしれません。
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