とあるアンケート調査によると、ナイトワークに従事する全体の約３０％の人が「マイナンバー制度に伴い退職する」と答えたそうです。

風俗やキャバクラなどで副業をしている人が一番心配するポイントは「副業がバレる」ということです。

しかし、厳密に言うとこれは正しくありません。
こんな人は面倒な手続きをして所得税を払う必要はありません。

こんな方は副業の所得税を払う必要はなく、要は「稼いだことを誰にも知らせなくて良い」ため、周りにバレることがないのです。
※性格には、住民税を支払うために役所に申告しなくてはならないため、誰にも知らせなくていいわけではありません。
住民税は、本業＋副業の総所得から計算した金額を支払わなくてはいけないためです。

●家族の扶養に入っていない、つまり誰にも養われることなく自分で稼いでいて、所得税は本業で定められた分をきちんと支払っている。
●１月１日～１２月３１日までの間に２０万円未満しか、副業による稼ぎがない。

風俗のお仕事は給料が良いですので、年間２０万円以上稼いでしまうケースが多いかもしれません。
しかし、せっかく稼ぐことができる副業を辞めて収入がゼロになってしまう、あるいは他のバイトをして風俗で働くよりもはるかに時間を費やしてお金を稼ぐよりは、出勤をコントロールして19,999円まで稼ぐ方が良いのでは？と思います。

“源泉徴収義務”だなんて、ちょっと難しいお話になってきましたか？
なるべくわかりやすくご説明しますね。

国は大切な税収である所得税をきっちり集めたいわけですが、個人個人が税務署に行って所得税を支払うとなると窓口が大変なことになりますし、面倒だからと払いに行かない人も出てくるでしょう。
そこで国は「会社が集めてこっちに払ってもらえばいいじゃん！」と良いアイデアを思いつきます。「人に対して “給料”や“報酬”を払う立場の人は、そのお給料の中から所得税を天引し、翌月の１０日までに国に渡してね」という決まりを作ったのです。
これが“源泉徴収”というものです。
働く人に支払う前の“元”から徴収する、ということで“源泉”なんですね。湧き出てくるそこから先に取っちゃえ！という感じで何ともいやらしいですね（笑）

例えば、あなたが「税金のことわかんないから、税金を支払う手続きである確定申告をやって～」と税理士さんに依頼するとします。

もちろん税理士さんはタダで仕事はしてくれません。
雇ったあなたは税理士さんに報酬を支払いますが、この場合は源泉徴収をしなくてＯＫです。

あなたが税理士さんに「安心してください！源泉徴収しておきましたから！」と言うと、「いらんことせんでええねん！」と頭をはたかれるというわけです。

源泉徴収は勝手にできるものではありません。
「私は皆さんのお給料などから１０％預かっておいて、ちゃんと後で納税しますよ」という届け出を出さなければいけません。

風俗嬢がお店からもらう“給料”も、実は上記例の税理士さんに支払うものと種類は同じなんです。
つまり、お店から“給料”をもらっているわけではなく、“報酬”をもらっているのです。

「じゃあ、報酬なんだからお店から１０％天引きされるのはおかしくない！？」というお話になってしまいます。

しかし、夜の世界で働く時には必ず「税金として１０％天引きします」と言われます。

実は、“給与ではなく報酬であっても、５万円以上支払う時には所得税の１０％は源泉徴収しなさい」という決まりがあります。
加えて、“ホステス等に支払う報酬・料金”というルールもちゃーんと作られているのです。

今回はこの辺で！
次回はこの続きとして、風俗の副業がバレることはあるのか？ということについて書きたいと思います。