ハタチ過ぎくらい子宮がん検診を受けた私ですが、結果を聞きに行くのをスッカリ忘れていました。
その後保健所から「必ず結果を聞きに行くように」という旨の手紙が届きました。

普通検診の結果を聞きに行くのを怠っても、保健所から連絡が来るなんてことはない、きっと子宮がんだからそんな連絡が来たんだ…
と母と二人で青ざめた、という状況の続きです。

検査を受けたクリニックはもう終了してしまってます。せめて電話で結果について聞けないかと、母が一応電話をかけてみるも、留守電対応でした。

その日の夜は眠れませんでした。

ちゃんと結果を聞きにいっていなかった私が悪いのですが、検査からすでに半年という時間が流れてしまっていました。

ハタチそこそこの若い体です。がん細胞の成長も早いでしょう。
半年あればかなり進行していてもおかしくはありません。

「もしかすると末期で死ぬ可能性もあるかもな…」と思うと、恐怖もありますが母親が気の毒に思いました。
まだ若い娘に先立たれるなんて耐えられないだろうな…。

で、病院に行きましたがもちろん緊張と恐怖心で心ここにあらず状態でした。


結果から言いますと、“がんになる前のステージの３段階目”ということでした。

よく聞くがんの進行度を表す“ステージ３”とかのさらに一つ前の段階で、がんにはなっていないけど細胞の様子が変です、これからがんになるかもしれませんよ、ということでした。

細胞の状態が変になった原因は、ヒトパピローマウイル（HPV）というものに感染していたためでした。

そのウイルスに感染すると、最悪の場合子宮頸がんになってしまいます。子宮頸がんとは、子宮の下の膣につながる通り道にがんができてしまう病気です。

一体どんな治療をするのか？
早期の場合は、手術したり抗がん剤を使うことはありません。
それどころか、“何もしない”だったのです。

健康であれば体の免疫作用によって、ウイルスは自然と体の外へ排出されるとのことです。

しかし、定期的な健診は必要であり、もしまた細胞に変化があれば治療することも考える必要がある、ということでした。

HPV 感染の70％が1年以内に消失し、約90％が2年以内に消失するそうです。
ただし、１度感染したらその後は感染しなくなるというわけではなく、何度でも感染してしまいます。

パピローマウイルスは、皮膚や粘膜の小さな傷から入り込みます血液から感染するかどうかは、今はまだわかっていません。

一体誰から感染したのか？
その当時はまだ数人としか性的関係を持ったことがなく、検診を受けた際に交際していた彼とは交際期間半年以上でした。

原因はその彼氏以外考えられません。
彼は同い年で、普通の仕事をする一般人でした。

最悪子宮頸がんを引き起こす可能性もあるパピローマウイルスですが、男性にはほとんど何の影響も与えません。

感染していたとしても、ただ体にそのウイルスがいるだけです。
ウイルスが主に、男性器周辺にいるとされ、精液の中に存在することもあります。

男性器周辺にいるので、チンコにコンドームをかぶせるだけでは感染を防ぐことはできません。
しかも無症状ですので、自分が感染していることすらも知らないことが大半です。
感染を知らないということは、いわばどんどん女性に感染させるかもしれないということです。

そういったことから、女性の約80%は知らない間に感染しているそうです。